EAのフォワードテストで本番口座が必要になるので事前に口座を開設しておく。MT4の発注に対応した業者で最低ロットが1,000通貨以下であれば基本どこでもよい。本番運用ではなくテストなのでスプレッドなども気にしなくてよい。スプレッドやスリッページなどは本番運用時に気にすればよい。口座開設には時間がかかることがあるのでEA開発をはじめたタイミングくらいから準備しておいた方がいいだろう。
本記事はFXの自動売買について紹介していますが内容を保証するものではありません。金銭にかかわる内容であるためご注意ください。参考にする場合は自己責任でお願いします。
FX(外国為替証拠金取引)の初歩的な知識が必要となります。簡単なFXの入門書程度の知識があれば問題ありません。
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MT4のEAから発注できる証券会社
フォワードテスト用に最低ロットが1,000通貨以下の証券会社を選ぶ。ただし資金が潤沢にある場合はその限りではない。以下はMT4が使える証券会社について。
【EA開発ガイド】Part 2 EA開発実践 – Chapter 2 MT4で発注ができる証券会社
ある程度成績のよいEAであれば本番口座で低ロットでテストするのが良い。流動性の高い時間に動くEAは本番でテストしないとスプレッドやスリッページまで確認できない。
フォワードテスト用に最低ロットが1,000通貨以下の証券会社の口座を作っておく。
OANDA(東京サーバー)
筆者はスプレッドが狭いことを理由に使っているがひとつ問題点がある。使用している「東京サーバー」の最低ロットが「1万通貨」であること。1pipsで100円なのでフォワードテストで100pipsマイナスになったら1万円が消し飛んでしまう。フォワードテストでのマイナスはあり得る話なので注意した方がいい。
スプレッドが狭いので本番運用には使えそうだが最低ロットが1万通貨なのでフォワードテストには向かない。
筆者はOANDAでフォワードテストをしているが1万通貨だとちょっと心配。
外為ファイネスト
こちらも比較的スプレッドが狭い業者。最低ロットが1,000通貨なのでフォワードテストに使える。
スプレッドがやや広がりやすいが最低ロットが1000通貨なのでフォワードテストに使いやすい。
裁量取引練習用口座
裁量取引練習用の口座であればMT4業者に限らなくてよい。最低ロットの低い業者を選んで練習用に使えばいいだろう。
デモより約定履歴の残る本番口座で
EAを開発するとしても裁量取引でFXの練習をしておいた方がよい。約定履歴の管理を考えるとデモ口座よりも本番口座の方がだんぜん便利。過去の履歴などもずっと残せ管理できるので裁量の練習をするならデモよりも低ロットの本番口座がおすすめ。
1通貨ならデモと同じレベルで運用できる
「SBI FXトレード」なら1通貨から取引が可能。もちろんリアル口座なので履歴がちゃんと残り管理できる。裁量で練習するのであれば1通貨から取引できるこの業者が便利。
「クイック入金」をご利用される場合、1,000円以上の入金で無料となりますが、「銀行振込」をご利用された場合お客様負担となります。
一万円も入金しておけば一生裁量の練習が出来そう。
まとめ
EAは開発後にフォワードテストと呼ばれるテストをする。デモ口座でもフォワードテストができるがスリッページやスプレッドを考えると本番口座の方が精度が高い。口座開設には時間がかかることがあるので事前に申し込んでおいた方がいい。口座開設自体は無料できるので気になる証券会社があればいくつか開設しておこう。
フォワードテストに使う証券会社は基本的に最低ロットが1,000通貨以下のところを選びたい。フォワードテストでは何が起こるかわからないので可能な限りロットを下げておく。
- フォワードテスト用に最低ロットが1,000通貨以下のMT4対応業者の口座を開設
- 裁量取引の練習をする場合はデモより最低ロットが1通貨の業者がおすすめ
- 口座開設には時間がかかるので事前に準備しておくのがよい
フォワードテストで1万通貨はちょっと多い気がします。