フォワードテスト中EAの成績があまりよくないのでバックテストと付け合わせて検証した。結果は損益はバックテストにくらべ3割近く悪い。
注意事項
本記事はFXの自動売買について紹介していますが内容を保証するものではありません。金銭にかかわる内容であるためご注意ください。参考にする場合は自己責任でお願いします。
フォワードテストの成績が悪い
フォワードテスト期間のデータを使ってバックテストをしたらフォワードテストに比べ成績がよかった。もしバックテストの成績がリアルトレードより良いとしたら大問題である。
損益の差異
フォワードテストのロットは0.1(1万通貨)で運用。パラメーター設定ごとにマジックナンバーを変えて管理。マジックナンバー「8098」がバックテストよりも-1,350円悪い(13.5pips)。
マジック№ | バックテスト | フォワードテスト | 差異 |
---|---|---|---|
8098 | 3,600 | 2,250 | -1,350 |
8099 | 3,660 | 3,400 | -260 |
8100 | -220 | -490 | -270 |
8118 | 2,340 | 2,570 | 230 |
8143 | 7,040 | 5,980 | -1,060 |
8144 | -960 | -1,630 | -670 |
8145 | 2,040 | 1,950 | -90 |
8146 | -1,370 | -540 | 830 |
8153 | 460 | -350 | -810 |
8161 | 3,660 | 2,600 | -1,060 |
合計 | 20,250 | 15,740 | -4,510 |
エントリー価格の確認
以下は「8098」のエントリー価格抜粋。エントリーはすべて悪い方向にズレている。
エントリー価格 | |||
---|---|---|---|
タイプ | フォワードテスト | バックテスト | 差異 |
sell | 110.034 | 110.034 | 0 |
buy | 110.751 | 110.748 | -0.003 |
sell | 110.589 | 110.589 | 0 |
sell | 110.138 | 110.139 | -0.001 |
sell | 110.116 | 110.118 | -0.002 |
buy | 110.365 | 110.361 | -0.004 |
buy | 110.548 | 110.548 | 0 |
buy | 110.695 | 110.695 | 0 |
buy | 110.874 | 110.871 | -0.003 |
sell | 110.761 | 110.761 | 0 |
sell | 110.721 | 110.723 | -0.002 |
合計 | -0.015 |
決済価格の確認
決済価格ももれなくズレている。こちらはプラス方向へのズレもあるため価格差の合計は-0.005であった。
決済価格 | |||
---|---|---|---|
タイプ | フォワードテスト | バックテスト | 差異 |
sell | 109.994 | 109.989 | -0.005 |
buy | 110.692 | 110.695 | -0.003 |
sell | 110.571 | 110.574 | 0.003 |
sell | 110.052 | 110.054 | 0.002 |
sell | 110.01 | 110.011 | 0.001 |
buy | 110.366 | 110.366 | 0 |
buy | 110.552 | 110.553 | -0.001 |
buy | 110.713 | 110.714 | -0.001 |
buy | 110.866 | 110.866 | 0 |
sell | 110.831 | 110.831 | 0 |
sell | 110.745 | 110.744 | -0.001 |
合計 | -0.005 |
まとめ
バックテストのエントリー価格と決済価格がマイナス方向へ大きくずれている。成績が悪い原因はスリッページかスプレッドの拡大のどちらかであると予想しているが確認しきれていない。フォワードテストの約定価格と実際のチャートを比較するとロウソク足から外れた位置に価格があったのでスリッページの可能性もありそうだ。この原因を確認するには別の証券会社と平行運用でフォワードテストをするしかないだろう。検証用の口座をもう一つ準備するひつようがありそうだ。
ポイント
- バックテストよりフォワードテストの結果が悪かった
- エントリー、決済時の価格が悪い方向にズレている
- バックテストの結果を過信しない方がよさそう
バックテストよりフォワードテストの結果が悪くなる前提で考えた方がよさそうです。